日本共産党は今度の選挙で「5つの転換」を訴えています。私も連日街頭でこのことを訴えていますが、沖縄のところでいつも思うことがあります。
灰谷健次郎さんに「太陽の子」という著作があって、私のふるさとでもある神戸が舞台になっているので、読んだことがあります。その中で沖縄出身の山之口獏さんという詩人の「座布団」という詩が紹介されています。
土の上には床がある
床の上には畳がある
畳の上にあるのが座布団でその上にあるのが楽といふ
どうぞおしきなさいとすすめられて
楽に坐ったさびしさよ
土の世界をはるかにみおろしてゐるやうに
住み馴れぬ世界がさびしいよ
この詩は、沖縄をいろんな犠牲にして平和や経済発展を謳歌している本土の人たちへの強烈な皮肉になっているという詩です。
人の犠牲の上に成り立っているような幸福などずいぶん居心地が悪いでしょうと言われているようで、本土の人間として沖縄を語るときの矜持としています。
先般の知事選挙の結果には身震いするような感動を受けました。沖縄の皆さんの奮闘に学び、必ず今回の総選挙で「民意」と「国会議席」の比率が限りなく同じになるように頑張りたいと思います。
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